僕が今まで経験した一番大きなケガは、試合前のスパーリングの時でした。パンチを打った際に右手首を剥離骨折してしまったんです。他にも10代後半と20代前半もありましたね。試合前に走り込みをしていた時。僕は走り方が悪くてがに股なんです。すぐにヒザを故障してしまい、思うような走り込みができませんでした。ただ落ち込むことはなくて、支えであるトレーナーが「こうなってしまったものは仕方ないから」と、今できるトレーニングをしてベストを尽くして試合に臨もうと心のケアをしてくれるんです。スパーリングで目の上をカットして実践練習を積めない、もしくはパンチが当たって肘、肩、手首を痛めた時も、右手を痛めているなら左手で組み立てられる練習など、いつもポジティブな気持ちで挑めるようにトレーナーが導いてくれます。
 
中1では陸上部、中2はラグビー部に所属していましたので、いつもクラブの練習が終わった後に、家に帰って10分休憩してからジムに向かっていました。身体は火照っているというか、ちょうどアップした感じでジムに通えていたんですね。練習後も自分でできるストレッチはしっかりやっていました。それらをみなさんがやり続けるのはなかなか難しいかもしれませんが、たとえば学校だったら授業中とか休み時間に足を揉んだり、足の指を広げて血行を良くするなどを自然とできるようにしたらいいと思います。保護者のみなさんには、ぜひお子さんの身体の状態に気をつけてあげてください。もしサッカーをしていて、ふくらはぎや腰がすごく疲れていたら、ある程度そこをほぐしながらも「なぜそこが疲れているのか?」をちゃんと察知してほしいと思います。お尻が張っていたら、腰とかヒザの後ろが根源かもしれません。自分の勝手な判断ではなく、親御さんの身体に対する正しい知識や、そのためのコミュニケーションが大切だと思います。

プロボクサー

髙山 勝成 選手

Katsunari Takayama

中学生でボクシングをはじめ、2000年にプロデビュー。2005年WBC世界ミニマム級チャンピオン、2006年WBA世界ミニマム級暫定チャンピオン、そして2013年IBF世界王座を獲得し、日本人初となる世界3タイトル制覇を達成。現在も世界4タイトル制覇を目指し、日夜トレーニングを積んでいる。

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