シーズン制の是非。多様な競技経験が、アスリートとしての可能性を引き出してくれる

2018年9月11日

こんにちは。
キッズ&ジュニア協会の細川です。
今回は、アメリカと日本におけるスポーツへの取り組み方の違いについて、考えてみたいと思います。

シーズン制の是非。多様な競技経験が、アスリートとしての可能性を引き出してくれる

1つの競技しかできない日本

日本のスポーツ界は、まだまだ学校単位での部活が中心です。
最近では、顧問や監督を務める先生方の過重労働が問題にもなっていますが、
そもそも未経験の先生にとっては、指導書を片手に教えるだけでも大変なことだと思います。

一部サッカーではJリーグ傘下のクラブが台頭してきてはいますが、
それでも多くの高校生サッカー選手にとって、最大の目標は全国高校選手権。野球でも夏の甲子園がメインですよね。そのため、基本的には日本のスポーツ選手は、その競技を一年中行うことが“当たり前”になっています。

シーズンスポーツ制のアメリカ

その一方で、スポーツ大国アメリカでは、古くからシーズン制度が導入されています。
夏は野球やサーフィン、秋はアメフト、冬はアイスホッケー、というように、競技を掛け持ちする選手はうじゃうじゃいます。
プロ野球のメジャーリーグと、プロフットボールのNFLに同時にドラフト指名される大学生アスリートは何年か毎に誕生しますし、
実際に両立してプロとして活躍したスター選手もいます。
(古くはディオン・サンダースという選手が、ヘリコプターでフ移動して野球とフットボールの試合をこなしたり、
同じ週に両方の試合でホームランとタッチダウンを奪うという離れ業をやってのけました。
なお、彼はそれぞれのリーグ優勝を決めるワールドシリーズとスーパーボウル、どちらにも出場した記録も持っています)

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シーズン制度への取り組み

今の日本でも、日本版NCAA(大学間で連携するための体育協会)を設立し、シーズン制度を導入してはどうかという意見も出始めてはいるようですが、まだまだ実現するのは先になりそうです。

色々なスポーツを掛け持ちすることは、選手にとっては大きなメリットがあるはずです。
同じ筋肉しか使わない普段の練習から離れ、違う動作、違う筋肉を使ってプレーすることは、
全身のボディバランスを整えるのにはもってこいでしょう。
また、ルールの異なる競技をプレーすることで、異なる種類の緊張感を味わえるのは素晴らしい経験になるはずです。
甲子園に出場しているとある高校野球の名門チームでは、オフシーズンに陸上部に「武者修行」で合宿に参加したり、
ラグビー部のフォワードの選手が柔道部、相撲部に出稽古に行くという話はあちこちで耳にしますが、
こういう活動がもっと幼少期から行われるようになれば、
それぞれのスポーツにとっても「適材適所」となる人材交流が生まれるのではないでしょうか。

家庭でできる創意工夫

例えばお子さんを持つみなさまのご家庭でも、
最初はスイミング、サッカー、バレエにかけっこ・・・と、
色々な習い事をバランス良く選んでいる方は多いと思うのですが、
おそらく大半は中学校進学の時点で、学校の部活へ入る、
その時点で単一競技のみの生活に変わってしまうのではないかと思います。

ここで、少しでも他の競技にも触れる時間を残しておくことができるかどうか。
小学生時代に通っていたサッカースクールのOBコーチとして、
週に1度ボールを蹴りに行くだけでもいいでしょうし、
空いた時間にプールへ行って軽く泳ぐだけでも効果はあると思います。

 

色々な競技に触れてみることで、
子供たち自身が、自分が本当に好きなスポーツはどれか、
自分に向いていて、活躍できそうな競技はどれか、と選ぶことができるようになれば、
自分で選んだ競技への愛着は増すでしょうし、練習にも熱を入れて取り組んでくれるでしょう。

せめてオフの日、オフシーズンくらいは、
全然別のスポーツに熱中する時間があっても良いのではないかと思うのです。

ぜひ、子供たちと相談しながら、どのスポーツに取り組みたいのか、相談してみてください。

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この記事を書いた人: 細川 晴彦

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