皆さん、こんにちは
しつもんメンタルトレーニング代表・メンタルコーチであり
キッズ&ジュニアスポーツコンディショニング協会アンバサダー
藤代圭一です。
スポーツをするお子さんをもつ親御さんとお話しをしていると、
よくいただくご相談があります。
「もっとわが子にやる気を出して欲しい」
「本番でも力を発揮して欲しい」
「練習だと上手なのに、試合になるとどうも…」
特に多いご相談が「やる気」について。
子どもには、こちらから口出しせずとも、
なりたい自分に向かって自主的に行動して欲しですよね。
今回はそのやる気を少し分解して、お話しできたらと思います。
◎好きの理由もいろいろある?
恋愛における「好き」にも様々な理由があるように、
お子さんが現在、夢中になって取り組んでいるスポーツの「好き」もその子らしい理由があります。
その理由によって、やる気が長く続くこともあれば、すぐにしぼんでしまうこともあるのです。
ぜひお子さんにこう問いかけてみて下さい。
「いまのスポーツの、どんなところが好き?」
- 好きだから好き
- 成長を感じられるから
- 将来、役に立ちそうだから
- 友達が一緒だから
- 誰かに褒めてもらえるから
- ご褒美がもらえるから
お子さんの答えはどうでしたか?
上記のうち、複数の理由にまたがることもありますが、
もっともやる気が長続きするのは「好きだから好き」といった純粋な気持ち。
これは、「もっとうまくなりたい」といった成長志向とか、
「将来役に立つから」といった未来志向よりも、大きなやる気となります。
一方で「友達が一緒だから」「お父さんやお母さんに褒めてもらえるから」「ご褒美がもらえるから」といった理由は
一瞬でやる気に火がつくこともある一方で、すぐにしぼんでしまいやすい特徴があります。
「やる気」といってもその背景にある理由は10人いれば10人異なるもの。
ですので、まずは子どもたちの「好き」の理由を観察し、
機会があれば「どんなところが好き?」としつもんしてみてください。
すると、その子らしさに気づき、サポートできるポイントも見えてくるはずです。
次回は、より踏み込んでお伝えしますね!
・プレゼント 子どものやる気を引き出す5つの質問
プロフィール
一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事。
しつもんメンタルトレーニング主宰。
U20代表チームやインターハイ優勝チームなど全国優勝を目指すチームから地域で1勝を目指すチームまで、
様々なスポーツジャンルのメンタルコーチをつとめる。
また全国各地にインストラクターを養成。その数は350名を超える。
著書に”スポーツメンタルコーチが教える「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)”がある。
http://shimt.jp