スポーツでメンタル不調の状態になってしまったら?

こんにちは。
キッズ&ジュニア協会の細川です。

私は現在、週に1度小学生の子供たちに、フラッグフットボールというスポーツをコーチとして指導しています。
(フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールをカスタマイズし、負傷リスクのあるタックルの代わりに腰に装着したフラッグを奪うことでボールデッドになる、アメフトの安全な部分のみを取り出してつくった新しい競技です)

ほとんどの子供たちは、アメフトのアの字も知らないまま、たまたま近所で習い事ができるから、という理由でスクールに通ってきてくれるので、まずは基礎の動き、スキルを習得することから始めるのですが、、、

 

スポーツでメンタル不調の状態になってしまったら?

叱責は不調の要因に

なにぶん野球やサッカーとは異なり、どの動きも見たこともないプレーばかりですから、どのスキルもなかなか簡単には上達できません。
そんなときに、コーチや、観戦していた父兄から練習後に「なぜ(何度もやっているのに)できないんだ!」と叱責してしまうと、きっと子供たちは萎縮し、練習が怖いもの、楽しくないものになってしまうでしょう。

そのため、うまくできた部分をちゃんと見て、拾って、しっかり褒める。子供たちはいい気分になって、もっと練習したくなる。その好循環を生み出せるように、私自身は指導中は意識しているつもりです。

それでも、なかなかうまくいかずにメンタル的に落ち込んでしまう子も時々出てきてしまうのが実情です。そんな時に、私たち大人はどのように対応してあげるべきなのでしょうか?

メンタル能力の要素を知る

一概に「メンタルが強い」と言われたりしますが、実はメンタル能力とは5つの要素に分類されます。もし「メンタルが弱いかな」と思う子供がいたら、どの部分が弱いのか、苦手としているのか、正しく把握してあげることが第一歩といえるでしょう。

1.競技意欲:競技や練習に対するやる気、モチベーション
2.精神の安定・集中:焦ることなく、目の前のプレーに集中する力
3.自信:「自分はできる」と信じる力
4.作戦能力:次のプレーを予測したり、判断したりする力
5.協調性:周囲のチームメイトと協力し、目標に向かって動く力

もし「メンタルが弱いかな」と思う子供がいたら、どの部分が弱いのか、苦手としているのか、正しく把握してあげることが、メンタル面強化の第一歩といえるでしょう。

頑張っているという事実を褒める

結果だけを気にすると、ついつい「なぜ〜〜ができないんだ!」「もっと〜〜しろよ!」と、きつい言葉で叱咤してしまいがちです。これでは、メンタル面で落ち込んでしまった子供たちを元気にすることなど不可能です。それこそ昔の根性論的な考え方だと、「歯を食いしばって頑張れ」「苦しむ中から学ぶことがある!」と、厳しい指導が是とされてきたのかもしれませんが、今時の子供たちにそんな指導は通用しません。それどころか、下手するとパワハラ問題にもなりかねません・・・。

プレーでうまくいかない際には、結果が例えダメであるとしても、それまでの努力の足跡、プロセスをしっかり見てあげて、「練習で頑張ってきたことが、試合でも出せたね」とか「前にはできなかったプレー、今日はできていたんじゃない?」といったように、褒めることを意識してみましょう。子供たちは、自分のことをちゃんと見てくれている、わかってくれているという安心感が、心の拠り所となるのではないでしょうか。

落ち込んでいる原因を理解する

褒めるだけではまだ不十分です。子供が塞ぎ込み、落ち込んでしまった要因をしっかり聞き出してあげること、その原因を解消してあげることが重要です。
普通に「何があったの?」と聞いてみても、子供は嫌な思いをした出来事については話したがらないかもしれません。
そんなときには、その子のことを心配していること、失敗することは悪いことではないということ、失敗したことは今後の成功のための財産であること、を、ゆっくり丁寧に伝えてあげるようにしましょう。

大人が叱るつもりではなくても、子供とは残酷なもので、ミスしたプレーを見た周囲の子供たちは「何やってるんだよ!」「ミスするなよ!」と罵声を浴びせたりしてしまうものです。そんなときには、大人が防波堤になってあげないといけませんよね。
むしろ、友達に言われることは親やコーチに叱責されるより堪えるかもしれません。
そんな時こそ、親やコーチが、しっかり励ましてあげることが何よりも大切なのではないでしょうか。

 

大人と違って、子供がメンタル不調に陥ってしまった時には、より慎重にケアを行う必要があります。練習や試合の後に、一緒に家まで帰る道中で、ぜひ優しく声をかけてあげるようにしてください。

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この記事を書いた人: 細川 晴彦

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