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「疲労度と痛みの共有」 ヴァンフォーレ甲府・フィジカルコーチ 谷 真一郎

2019年8月31日

こんにちは!

ヴァンフォーレ甲府・フィジカルコーチの谷です。

 

長いようであっという間の夏休み、いかがお過ごしでしたでしょうか?

ご父兄の皆様は、きっと子供達以上に多忙な日々を送られてきたことと思います。

 

アクティブな日々を過ごしていく中で、見落としてしまいがちな「疲れ」。

スケジュールに追われ、ついつい頑張りすぎてしまう。

そして、活動的な毎日を過ごしてきた後に、その「疲れ」が表にあらわれてきます。

 

我々も夏場のトレーニングには諸々の配慮をして取り組みますが、

気をつけなければならないのは、この先。

「疲労」に関しては、アクティブに活動している時ももちろんのこと、

その後のリバウンドにも配慮して過ごしていかなければいけません。

 

しかし、この「疲労度合い」の共有が難しいんです。

 

親子での会話なら、子供達も多少正直な感覚を伝えられるかもしれませんが、

それでも具体的な状態まで会話で把握するのは困難。

 

ましてや、チームの監督・コーチとの会話では、

どこまで本当の状態を伝えられているか疑問です。

 

 

親子の会話ですと、

子供

「疲れたぁ〜」

「何言ってるの!頑張りなさいっ!」

子供

「練習行きたくな〜い」

「みんなも頑張ってるでしょ!レギュラー取られちゃうわよ!」

こんな時の疲労度はどのくらいなのでしょうか?

 

 

そして、指導者との会話となると、

監督

「疲れてるのか?」

選手

「大丈夫です」

監督

「本当に疲れてないのか?」

選手

「ちょっとだけ・・」

このちょっとだけとは、どのくらい?

 

 

痛みに関しても同様です。

監督

「痛くないのか?」

選手

「大丈夫です」

監督

「本当は、どのくらい痛いんだ?」

選手

「ん〜、少し痛いけど大丈夫です」

監督

「じゃあ、プレーできるな!」

選手

「はい、大丈夫です」

こんな時の本当の痛みのレベルはどのくらいなのでしょうか?

 

 

この抽象的な会話の先に、パフォーマンスの低下や障害、怪我のリスクが潜んでいます。

 

 

我々はこの疲労度や痛みを、10段階の「数字」で表現してもらい、共有しています。

全く疲れていない・・0、すごく疲れている・・10

痛くない・・0、すごく痛い・・10

この数字と生活の雰囲気を照らし合わせていくと、

休ませた方が良いタイミングが見えてきます。

 

 

トレーニングと休養・栄養摂取のバランスが取れてこそ、

トレーニングの成果を得ることができます。

 

疲労度が高い中でトレーニングをしても、良くないことばかりなので、

負荷を減らしたり、休ませたりすることが重要になります。

 

ただ、根拠がないと行動に移すのは難しいので、

自覚疲労度や痛みを「数字」で共有すると、実行しやすくなります。

 

並行して、日々の体重管理も重要になってくるので、

体重計の近くにカレンダーなどを置いておいて、

朝起きたらまず体重計に乗り、体重と疲労度を数字で表してカレンダーに書いていく。

痛みがある場合は、部位と痛みの度合いもメモ。

この作業は30秒もかからないので、是非習慣化して、

日頃のコンディショニングに役立ててもらえたらと思います。

 

 

参考までですが、我々の取り組みを紹介させていただきます。

クライムファクトリー社さんの「CLIMB DB」というアプリを使って、

疲労度と痛みのレベルを共有しています。

疲労度は

フォーレ甲府・フィジカルコーチ 谷 真一郎

 

 

 

このような感じでトレーニング前に送信してもらっています。

その数字を日々記録して、疲労度の波を把握し、

試合当日に疲労を持ち越さないようにトレーニング内容を調整しています。

 

痛みのレベルに関しては、痛みのある箇所にレベルを入力すると、

こちら側に色の濃さで痛みのレベルが送られてきます。

※表記されている数字は痛みのレベルではなく、

痛みを感じている部位の数です。2箇所目は②で表記されます。

 

フォーレ甲府・フィジカルコーチ 谷 真一郎

 

 

 

※ただし、監督やコーチ陣が見れるようにしてしまうと、

選手達は本当のレベルを入れづらいので、

フィジカルコーチとトレーナーのみが見られるようにして、

我々のフィルターを通し、他の要素とも併せて考慮して、

監督とコーチ陣に伝えるようにしています。

 

このような取り組みによって、コンディショニングや怪我のリスクと日々向かい合っています。

 

チームにおいて30人弱の選手達の状態を短時間で把握するためにアプリを使っていますが、

日々の自己管理レベルであれば、自宅でのメモで十分に効果を得られますので、

まずは実践してみることをお勧めします!

 

フォーレ甲府・フィジカルコーチ 谷 真一郎

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谷 真一郎

この記事を書いた人: 谷 真一郎

キッズ&ジュニアスポーツコンディショニング協会顧問 元Jリーガー/日本代表・筑波大出身 現Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府フィジカルコーチ 「タニラダー メソッド」にてジュニアからトップアスリートまで フィジカルトレーニング・コンディショニングの普及に努める

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