藤代圭一氏。しつもんメンタルトレーニング代表。スポーツメーカー勤務後、子ども向けのスクール事業に携わる。
2010年、フリーランスのメンタルコーチに。小学校や中学校、高校などの教育機関への講演を行う傍ら、スポーツスクールや少年団でのトレーニングやワークショップを行う。

 

一人でも多くの人がその人らしく輝く世の中をつくる

このビジョンを実現するため、スポーツメンタルコーチとして、育成年代からトップアスリートまで、さまざまな選手やチームと関わりながら、質問をきっかけに、選手たちの考え方や行動、結果の変化をサポートさせていただいています。全国大会優勝、日本代表選手のサポートなどの経験をもとに、いまでは指導者のみなさまへの関わりが増えてきました。2017年からは協会をつくり(一般社団法人スポーツリレーションシップ協会)、しつもんメンタルトレーニングの講師や実践者を育てる活動もしており、その数は350名を超え、活動の幅も広がってきています。

 

アスリート・こどもたちに関わって感じる課題

スポーツではピッチやグラウンドの上に立てば、自分で考え、行動することを求められます。けれど、僕たち大人が正解を教えすぎてしまうことで、彼らの「失敗から学ぶ体験」や「自分で考える機会」が少なくなり、ピッチの上では「自分の考え」ではなく「僕たち大人の考え」を実践するだけの選手になってしまう現状も多く見受けられます。

僕自身もサッカーコーチとして指導していた時は、自分のエゴと、彼らを「コントロールすること」に執着し、子どもたちから「もうサッカー嫌いになった」と言われるまでは、まったく気がつかないままに指導をしていました。(当時の子どもたちには本当に申し訳なく思っています)

一方で、自分らしく、実力を十分に発揮できる選手もいます。その違いは、日常生活を基盤とした「思考の質と量」にあるかもしれません。

スポーツは結果がわかりやすくあらわれる特徴があります。その「結果」の質を高めるために、日々のトレーニングといった「行動」に変化を起こす必要がありますが、同じトレーニングでも「どのように取り組むか?」といった「思考」が育まれていないと、ただの「やらされているトレーニング」になり、せっかくのトレーニングの効果が薄れてしまいます。

「どんな自分になりたいのか?」
「いまの課題は何か?」
「どうしたいのか?」

自分を客観的に見つめ、「こうなりたいんだ!」と望む理想の未来に近づくためのアイデアを考え、行動できることは、競技者としてだけではなく、一般社会人としても必要とされる力であると感じています。

 

親のこどもの関わり方

「だれに一番、応援してほしい?」
子どもたちに質問をすると、彼らは躊躇なく「お父さん、お母さんに応援してほしい」と答えます。
「どんな応援をしてほしい?」と質問を重ねると「いいね、頑張ってるね」って言ってほしいと続きます。
彼らは、ミスを指摘するのではなく、認め、寄り添ってほしいと願っているのです。

けれど、僕たちは無意識でいると、ついつい「失敗」「ミス」「欠点」ばかりに意識が向いてしまう生き物です。

また、子どもたち・選手に対し、メンタルコーチや指導者、先生にできることがあります。その一方で、お父さんやお母さんにしかできない、「特別なこと」があります。

「がんばる我が子を応援したい」

これはとても純粋で尊く、素敵な思いです。
けれど、子どものやる気や自信、集中力を引き出すことのできるご両親がいる一方で、子どもと対立し、ついついイライラして、子どもに不満を抱き、力を引き出せないご両親がいます。

この違いはどこから生まれるのでしょう?

その答えは、「期待」にあります。

「この子には成功してほしい」
「日本代表選手に選ばれてほしい」
「有名な学校へ進んで欲しい」

我が子への期待が高ければ高いほど、その通りに結果の出ない子どもへの不満は募り、いつの日か、「期待」は「怒り」へと形を変えてしまいます。

子どもたちも最初は、「お母さんの期待に応えたい」と、やる気が高まりますが、そのやる気は長続きすることはありません。いつの日か、期待に応えられない自分を責め、自信をなくしてしまう子もいます。

では、どうしたらいいのでしょう?

子どものやる気や自信集中力を引き出すことのできるご両親が「大切」にしていること。それは、「期待を手放しで、信じること」

この子は、いまはうまくいってないかもしれないけれど、必ず幸せになれる。
自分の歩みたい人生を楽しんでくれる。思うような結果が出なくても、将来その力を活かしてくれる。

と、子どもの未来を信じているのです。

ぼくたち指導者が「できること」がある一方で、「できないこと」があります。

ぜひ、
「サッカーが上手いから」
「良い子だから」
「成績が良いから」

といった条件付きの信頼ではなく、お子さんがここにいることだけ(存在)に感謝し、未来を信じ、応援してあげてくださいね。

 

アンバサダー就任の理由、どこに共鳴したか?

「がんばるわが子に対し、何かサポートできることはないでしょうか?」

これは僕たちの活動でも頻繁にお聞きするご両親の悩みです。
指導はコーチに任せていますが、自分ができることで子どもを応援したい。

ご両親の愛情にお応えしたいと、いままで活動をしてきました。
そして、パパママトレーナーさんも同じような想いで活動されていることを知り、
ぜひ、さまざまな活動をご一緒できればと思っています。

 

 

 

藤代 圭一

Fujishiro Keiichi

しつもんメンタルトレーニング代表
大学中退後、スポーツメーカー勤務。子ども向けのスクール事業に携わる。
2010年、フリーランスのメンタルコーチに。小学校や中学校、高校などの教育機関への講演を行う傍ら、スポーツスクールや少年団でのトレーニングやワークショップを行う。日本全国、ロンドン、シンガポールでも講演を実施、子どもたち選手をはじめ指導者や保護者へ指導してきた人数は3000名を超える。

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