キッズ&ジュニアスポーツコンディショニング協会アンバサダー
柏レイソルやヴァンフォーレ甲府などで活躍した元プロサッカー選手。
2005年にはJ2日本人得点王となり、ヴァンフォーレ甲府のJ1リーグ昇格へ大きく貢献。
現在は、現役時代の経験を活かしストライカー養成アカデミー「TRE2030 STRIKER ACADEMY 」を開校、活動している。
現在日本では唯一の「ストライカー育成に特化したアカデミー」を運営しています。
「2030年ワールドカップで得点王を!」を目標に取り組んでいます。
サッカーの指導で感じることは、「最近の子はうまい子が多いな」ということと、
小学生なのに膝が痛い、股関節とか腰が痛いという子が多いということ。
環境や姿勢のせいなどとも言われますが…。
子供は成長期には先に骨が伸びて筋肉が張り、スポーツで余計に張ってくる。
そこでケアが大事だと現場にいて感じます。
成長期だから仕方ないではなく、しっかりケアすれば故障しにくい体作りはできます。
体を痛めると何もできませんから。
私も、小学校の時は1日に試合をたくさんやると足が痛くて夜中に目が覚めたりして。
その時母親がマッサージをしてくれてました。
うまくなかったけど(笑)、本当に楽になりました。
子どもの頃から体に意識が向きましたね。
中学のころの成長期で体のバランスが崩れうまくプレーできなかった時、
同級生で体の使い方が上手い選手はよくストレッチをしていたので自分もやってみたり。
自分の体と向き合う習慣がついたのは大きかったですね。
プロになって30歳を迎えるころ、より体に向き合うようたくさん勉強しました。
どこにアプローチすれば、どこを整えればいいかわかるようになり、
効率的且つ効果的にケアできるようになりました。
それで体が年々よくなり、35歳までプレーできたのはそのおかげだと思っています。
一流の人ほど体のケアに時間をかけています。
今年50歳で現役Jリーガーのカズさん(三浦和良:横浜FC)のキャンプに同行させていただいて、
改めてカズさんのコンディショニングにかける取り組みはすごいなと目の当たりにしました。
練習前と後に必ずケアをする。最初の準備、終わった後のケア。
ストレッチ、マッサージを1時間以上やってますし。
トレーニング以上にしっかりケアを入れている。
プロでもトレーニングはやるけどケアが少ない選手がいます。
故障をして才能が開花せずにサッカーをやめるケースもたくさん見てきました。
カズさんが50歳まで現役で、あれだけ練習してケガがないというのは本当のプロフェッショナルです。
プロのトレーナーが「サッカー選手をケアする」存在だとすれば、
パパママトレーナーは全く役割が違う、家庭で「子供をケア」する存在かな?
その方法をきちんと学べるところは他にないので。
自分も娘と息子がいるんですけど、
上の娘は私がマッサージの勉強していたのを知っていて「パパマッサージして」と来るんですよね。
そこで話ができる。
マッサージで体が楽にもなりますが、親子の触合いという点でも素晴らしいです。
そして自分の身体にもきちんと向き合える子供になることは、これから絶対必要ですから。
「『いいものをいい』と伝えるお手伝いをしたい。
本当は私たち指導者がするべきことですが、そこを伝えてくれています。
体と心両方のケアがしっかりできるのがいいですね。
また持論ですが、親子のコミュニケーションしっかりしていれば、何に対しても力を出せる。
子どもたちが夢を叶えるためにも大事なこと。たくさんの人に知ってもらいたい。」
「『ユメセン』で伝えたいのは、まだ夢がなくてもいいよということ。
がんばっているうちに自分が「これ!」というものがあったら、自分で決めて行動に移そうと。
それが夢になっていく。それが大切だと思う。
大人も完璧ではないのに、子供に完璧を求めてもかわいそうですよね。
指導者もそうです。ミスをあげつらうのではなく、ミスしてもカバーし合えればいい。
サポートしてあげればいい。
サッカーはそういうスポーツです。
スポーツを通してみんなが豊かになればいいですよね」。
※「ユメセン」とは、「フェアプレー精神」や「夢を持つことの素晴らしさ」、
「それに向かって努力することの大切さ」、「失敗や挫折に負けない心の強さ」を子どもたちに伝えている日本サッカー協会の活動。
「キッズ&ジュニア スポーツコンディショニング協会 理事長 巖」と ともに。
長谷川 太郎
Taro Hasegawa
キッズ&ジュニアスポーツコンディショニング協会アンバサダー
一般社団法人TRE 代表理事
TRE2030 STRIKER ACADEMY代表
元Jリーガー J2日本人得点王
日本のサッカーに求められているストライカーの育成に特化したストライカーアカデミーを運営
アスリートからの応援メッセージ