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ひとつ上の兄がサッカーをしていたんですが、
練習を見学に行ったときに先生から「妹さんも蹴ってみない?」
と誘われて初めてボールを蹴ったんですが、ゴールに入ったことがすごく嬉しくて。
それがサッカーを始めたきっかけです。
ケガは肉離れを数回、24歳の頃には半月板の損傷もしました。
好きなことがやれないことが凄くストレスになりますし、
毎日ふつうにサッカーをしていたのに、ふつうのことができない。
歩けない、走れないということにとてもストレスを感じましたね。
「サッカーをやりたいな」とか「本当にいつ治るんだろう」って不安な気持ちになりました。
ただ、ケガして落ち込んでても治らないですし、
辛いときに自分の信頼している人や友人に話すことで気持ちも晴れます。
ほんとうに周りのサポートがあって助けられていました。

スポーツをしている子どもたちへ

練習前や試合前には柔軟やストレッチなど、予防のためにしっかりウォーミングアップをしてください。
それと身体の面でいうと、好き嫌いなくご飯をしっかり食べることが大切です。
私自身、試合前に炭水化物を摂ったり、
試合が終わった後には魚肉、たんぱく質、それと必ず野菜。
種類を多く使って料理を作ったり、食べたりしています。
好き嫌いなくしっかり食べることは身体づくりのために良いことだと思いますので、
ぜひお父さん、お母さんが作ったものを残さずしっかり食べてほしいと思います。
それと夢や目標を持つことの大切さ。
どんな夢や目標でも、それが大きくても小さくても良いので人と比べない。
「こうなりたい」「こういう風にしたい」という夢を持ってほしいのと、
夢を叶えるためにはたくさんの挫折や苦労があると思うけれども、
必ず夢はあきらめなければ叶うと思うので、最後まで努力してぜひ夢を叶えてほしい。

子どもたちを支えるご両親へ

自分がまだ小さいときに、すごく良かったのは親の反対がほとんどなかったことでした。
自分がやりたいと思ったことをやらせてもらいましたし、
全面的にサポートしてくれた両親に感謝しています。
今、なかなか「何をやりたい」とはっきり言える子どもが少ないなかで、
もしお子さんが目標を持ってやりたいと思ったことがあったら、
ご両親のみなさんにはぜひご協力してもらいたいですし、支えてあげてほしいと思います。

INAC神戸在籍時に取材したものです。

元女子サッカー

澤 穂希

Homare Sawa

日本全国に歓喜をもたらした「なでしこジャパン」不動のミッドフィルダー。
2011年、FIFA女子ワールドカップで優勝、
さらにアジア人史上初となるFIFA最優秀選手賞を受賞。
2012年にはロンドンオリンピック準優勝に輝く。
日本女子代表の歴代トップの出場数とゴール数を誇る。
元日本女子サッカーリーグ・INAC神戸レオネッサ所属。
2015年12月引退。

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