コンディショニング協会会員になりませんか?

桜美林大学教授・臨床発達心理士。
子どもに触れることの影響や、タッチングの質についての研究の第一人者。
2016年よりKJ協会顧問

 

なぜ現在の仕事(研究)に取り組み始めたのですか?

もともと身体心理学という、心と身体の関係を扱う心理学を研究してきました。
その中で、特に対人関係を身体や行動面から考えていくことに興味をもちました。
人間関係の本質的な部分を明らかにしたかったからです。
人間は哺乳類の一種であり、直接的にはチンパンジーから進化しました。
チンパンジーのコミュニケーション手段の多くはグルーミングという触れ合いが担っています。
動物としての人間も、そのような原初的なコミュニケーションをおろそかに考えてはいけないと思い、
研究を始めることにしました。

 

幼少期の親子間の触れ合いは人間関係の基盤になる

人間関係の基盤を作るのは、幼少期の親子関係です。
そして幼少期の親子関係を築く手段として最も大切なのは、触れ合いです。
親子の触れ合いをすると、親にも子どもにも脳の中でオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは、「絆ホルモン」とも呼ばれていて、
親子の絆を強めたり、ストレスを癒してくれる効果があります。
特に日本人の場合、子どもが小中学校にあがると、親子の触れ合いは極端に減っていきます。
しかし親は子どものことを理解し、
子どもの心に寄り添って応援しているというメッセージを送り続ける必要があります。
そのために触れ合いは思春期になっても効果的なのです。

 

なぜ今回KJ協会の顧問に就任されましたか?

子どもが思春期になっても親子の触れ合いは大切です。
そうはいっても、実際には親は子どもの身体に触れることには抵抗があり、
子どもも恥ずかしがって触れさせてくれない方が多いでしょう。
しかし親が子どもに触れずにいると、親子の関係はますます希薄になって、
情緒的な結びつきがなくなってきます。
子どもは思春期になると、身体的には急速に成長しますが、心はまだまだ未熟な状態です。
親に抱きしめてほしい、触れてほしいと思っていても、それを表現することができません。
コンディショニングという手段は、触れ合いという観点からすると、
子どもに触れるきっかけを与えてくれるもので、
親子関係を良くする手段として、大いに期待できると思い、お手伝いさせて頂くことにしました。

 

「パパパママトレーナー講座」を受講されましたが、受講しての感想は?

「パパママトレーナー講座」は、生理学や心理学、
コーチングなどの裏づけがしっかりしている手法に基づいて開発されているため、
安心して子どもに施術してあげられると思いました。
講師の方もとてもわかりやすく教えてくださり、素人の私の施術でも、
一定のレベルになるまで根気強く教えて下さったのには、とても感激しました。
これまで中1の私の娘には、自己流にマッサージをしてきましたが、
講座を受講させていただき、
きちんとしたマッサージを自信を持ってやってあげることができるようになりました。
スポーツをしている子どもにやってあげるのはもちろんのこと、
受験勉強などで疲れている子どもにやってあげたり、不登校や発達障害をもつ子どもにやってあげたり、
子育てに悩んだりつまづいたりしている親御さんにとって、
幅広く役立てられるのではないかと期待しています。

 

今後KJ協会でどのような取り組みをしていきたいですか?

コンディショニングはもちろん大切ですが、私は親子の触れ合いに興味があります。
身体が強張ったり不調があると、心も頑なになって反抗的になったり、やる気がなくなったりするでしょう。
そんな時、コンディショニングで全身の筋肉をほぐしてあげることで、
親子関係がどのように変化したのか、子どもの心と体にどんな変化が生じたのか
、心理学や生理学の観点から検討できたらと思っています。
親子の触れ合いが少なくなった現代という時代に、
コンディショニングを通じて触れ合いの大切さを世の中に届けるPR活動などもやっていきたいです。

 

 

山口 創

Hajime?Yamaguchi

桜美林大学教授
1967年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は、健康心理学・身体心理学。聖徳大学人文学部講師を経て、現在は桜美林大学教授。臨床発達心理士。
子どもに触れることの影響や、タッチングの質についての研究の第一人者。
主な著書に、『子供の「脳」は肌にある』(光文社新書)『皮膚感覚の不思議』(講談社)『幸せになる脳はだっこで育つ』(廣済堂)など多数。
2016年よりKJ協会顧問

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