野球肘の原因と治療!メディカルケアでずっと現役の体へ

概要

野球肘はジュニア期の野球投手に多く発生する投球過多、オーバーユースに起因する肘の代表的スポーツ障害の一つです。野球肘になってしまうと投球動作のたびに痛みを伴い、十分な投球ができなくなってしまうだけでなく、放っておくと、骨が変形してしまうなど合併症をも引き起こす可能性があるのです。現在、甲子園に出場する投手は肘のメディカルチェックが義務づけられ、レントゲン検査など障害の程度によっては出場禁止にもなります。

成長期の体だからこそ、体や危険性のある怪我のことをしっかりを知ることで、予防に繋がり、子供の将来を守る為にもちゃんと理解しておきましょう。

 

原因

野球肘を引き起こす原因は実は一つではありません。基本的にはボールの投げすぎによって肘への負荷が過剰となることが原因と言われています。

それによって、肘関節にある骨同士(上腕骨・尺骨・橈骨)がぶつかることで、骨や軟骨などを損傷することで、痛みを伴います。

しかし、たくさん投げていても発症しない人もいます。その違いはなんでしょうか?

それは大きく5つの要素です。

 

①体の柔軟性

投球動作に耐えられる柔軟性がないと、その度に関節部に負担をかけてしまうので、積み重なると痛みが出て投げられなくなるのです。

②体(肘や肩)に負荷のかかるフォーム

無理な姿勢になるようなフォームをすれば、肘以外にも腰・肩も含めて異常な負荷をかけてしまうことになります。

③筋肉の強度

成長期で大きくなる為にも、子供の体はまだまだ小さく弱いです。その為、体が大きくなる成長に合わせて、筋肉も大きくなっていない場合、動作に無理が生じてしまって、骨や靭帯など関節で耐えるしかありません。

すると、いつしか痛くなってしますのです。

④関節の柔軟性や緩み

体の柔軟性同様、関節にも柔軟性がないと動作のたびに負担をかけてしまうので、積み重なって痛みを伴うようになってしまいます。しかし、柔らかすぎるのもよくありません。

それは関節に緩みがあるということ。筋肉や関節には一定のハリがないといけません。

⑤投球頻度や投球数

上記がいくら発達していても体は資本です。無理をしすぎると怪我につながってしまうので、頑張って欲しい気持ちも分かりますが、無理はさせすぎないように気をつけましょう。

 

また、野球肘にも内側と外側では痛みの原因が異なります。

大きく、外側では骨同時の衝突によって、軟骨や骨の損傷で痛みが発生します。

一方で、内側では靭帯や腱が無理に引き延ばされることによって、損傷や断裂を起こし痛みが発生します。

 

 

 

 

予防と治療

痛みが発生してしまった場合は、まずは安静にしましょう。基本的には投球は禁止で、肘の安静が大切です。痛みを我慢して投球を続けていると障害が悪化して、症状によっては手術が必要になることもあります。
手術には、骨に穴をあける方法、骨を釘のようにして移植する方法、肋軟骨や膝の軟骨を移植する方法などがありますが、どれも子供のうちにしてしまうのは、決していいものとは言えません。なるべく自然に治癒する方法で治療することをおすすめします。

 

ですが、痛みを起こさない為にやっておくべきことは主に3つです。

①インナーマッスル(ローテータカフ)を鍛える

いわゆる肩甲骨周辺の体の深層部にある筋肉を鍛えることで、関節を安定させつつ、柔軟性もつけることが可能です。

②体の柔軟性をつける

体は急に無理な角度・方向に曲がろうとすると無理に筋肉を縮めて、安定するように体を戻そうとします。しかし、なんらかの理由で戻れないと筋肉は無理をし続けて結果、断裂や損傷につながります。

急な体の動きにも対応できるように体を柔らかくしておくのは必須!

③正しいフォームを覚える

よく「成長期の筋トレは身長が伸びなくなるから良くない!」と言われますが、これに対する科学的根拠は何もありません。むしろ本来はホルモン分泌が盛んになる中・高校生くらいであれば積極的に行うべきだと言われています。

しかし、成長期は怪我をしやすい時期でもあります。なので、無理に重い重量を扱うトレーニングはおすすめできません。

その為、成長期の子供には怪我をしない為の正しいフォームやスポーツの技術を覚えるようにしましょう。

 

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