テニスを行う全ての人にとって最も多いとされている怪我が「足関節(足首)」の怪我です。
ここには捻挫や靭帯断裂など足首に関わる全ての怪我が該当します。
その中でも特に捻挫が多く、子供から大人まで幅広い年代で多いけがとされています。
足首の捻挫は捻った角度や痛めてしまう場所によっても様々ありますが、今回は足首周りの捻挫を総称して考えて行きます。
足首の捻挫の重症度は人によって様々ですが、発症時点では急激な痛みが局部を襲います。
それと同時にしばらく体重をかけられない状態が続くため、少なくとも当日の練習や試合の参加は難しいです。
また、「足をくじく」と言った足首捻挫よりも比較的軽症の場合には数時間でなんとか踏ん張れるまでに回復する可能性もありますが、無理をしてしまうと癖になってしまう可能性もあります。
テニスで捻挫をしてしまう一番多いケースが、競技中にボールを追いかけて前後左右に振られて走っている時です。
ボールを追いかけ走り、地面に足を接着する時に「グキ!!」といった具合にいきなりきます。
ボールを追いかけバランスを崩したとき、走った時の加速力や自身の体重などを、足首周りだけの筋力でサポートをする力はありません。それによって足首が無理をしてしまい、けがとなってしまうのです。
また、そもそも捻挫とは靭帯の怪我です。
靭帯とは骨と骨を結合している物で足首周辺にある骨たちを結びつけてくれています。
この靭帯には「可動域」と呼ばれる動ける範囲に限界があります。しかし、この動ける範囲の限界を超えて動いてしまうことで足首を激痛が襲います。
まずは安静にしましょう。また、局部を冷やすことで痛みや腫れを減らしていきます。その後しばらくは足首をテーピングなどで固定して動かないようにしておきましょう。
ほとんどの場合が痛みが出ているうちは踏ん張ることができないと思いますので、座るなどして足首に体重が乗らない姿勢で安静にすることをおすすめします。
その後は可能な限り早く、リハビリに取り組みましょう。足首捻挫は一度発症してしまうと「癖になる」とよく言われます。
これは靭帯が伸びてしまうと元通りにはならないため、足首が「グラグラになる」「安定感がなくなる」などの状態になってしますからです。
そのため、リハビリやトレーニングで周辺の筋肉を強化することで安定感を補いましょう。
また、テニスができるようになった場合でも足首の靭帯は伸びた状態のままですので、サポーターなどを使用して安定感を補助してあげることをおすすめします。
その他再発防止のためにフットワークの動きのスキルアップ練習をするなど、再発には十分に気をつけましょう。
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