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サッカースポーツ外傷 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

概要

サッカーにおいて膝は最も怪我をしやすい部位の一つです。

中でも今回紹介する膝蓋腱炎は別名「ジャンパー膝」とも呼ばれ、サッカーにおいては、世界的に有名なC.ロナウド選手や元日本代表の内田篤人選手などトップ選手出会っても悩まされている怪我の一つです。

 

今回は、この膝蓋腱炎について

1.膝蓋腱炎を起こす部位

2.膝蓋腱炎とは

3.膝蓋腱炎の原因

4.膝蓋腱炎の症状

5.膝蓋腱炎の対処方法

という5つの項目について書いてみようと思います。

 

 

1.膝蓋腱炎を起こす部位

膝蓋腱炎は膝蓋骨に付着している「腱」が損傷や炎症を起こしている状態で、痛みを発している状態のことです。膝蓋骨はいわゆる「膝の皿」で膝蓋腱の他に大腿四頭筋腱も膝蓋骨には付着しており、大腿四頭筋腱・膝蓋腱を損傷することを総称して「ジャンパー膝」と呼ばれています。

どちらにおいても長期間の治療が必要となることが多いです。

サッカースポーツ外傷 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

図1

 

 

2.膝蓋腱炎とは

膝蓋腱円は上記でお伝えした特に膝蓋腱を損傷してしまうことを指します。

怪我を発症してしまう多くの場合は、バレーボールやバスケットなどジャンプ動作を頻繁に行うスポーツですが、サッカーのようにボールを蹴るなどの動作においても十分に怪我のリスクが高いです。

基本的には膝を酷使する動作によって障害を起こすものなので歩く・走るとなどの動作においても可能性はあります。

原因

4.膝蓋腱炎の原因

原因の一つに大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。

特に成長期の子供たちには骨の成長が早く、筋肉の成長がまだ追いついてない場合もあります。

結果的に筋肉が硬い状態を招いた結果、その負担が末梢の膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性障害です。

その状態の中でジャンプやダッシュなどに膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝周辺の組織(膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします。

原因 大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、結果的に筋肉が硬い状態を招いた結果、その負担が末梢の膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性障害です。 メカニズム ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝の伸びる仕組み(大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします(図)。病態は腱実質部に出血、浮腫、ムコイド変性(結合組織の粘液変性)、フィブリノイド変性(線維素様のものが組織に沈着して組織傷害や炎症を引き起こす)などの変化をきたし、微少断裂や、最重症例ではまれに完全断裂に至ります。図2

 

 

5.膝蓋腱炎の症状

重症度によって大きく異なりますが、軽症の場合には普段は感じにくく、スポーツ中には痛みがあるものの我慢すれば行えないほどの痛みではありません。

しかし、重症度が増すと常に痛みがあり、競技も満足なプレーができないため、治療に専念する期間が必要になってきます。

その状態であっても無理を続けてプレーをしてしまうと、最悪の場合には腱だけではなく付近にある靭帯においても部分、あるいは完全断裂といった状態になる可能性もあります。

靭帯は基本的には一度断裂を起こしてしまうと完全には治らないと考えていいほどです。そのため、靭帯に影響が出始めた場合にはなるべく早急にプレーすること断念し、治療に専念するようにしましょう。

 

 

 

予防と治療

6.膝蓋腱炎の対処方法

重症度によって異なりますが、軽症〜中等度ほどの場合には、ストレッチや炎症部周りの筋肉の強化によって痛みを軽減させることが有効です。

 

ストレッチ

少年・少女スポーツにおいて、膝蓋腱炎は体(骨)の成長と筋肉の成長が釣り合わずに発症しているケースが多いです。そのため、筋肉の柔軟性を高めることでどうしても成長の乖離がある場合においても筋肉が必要な分だけ伸び縮みしてくれることで怪我へのリスク、痛みがある場合には可動域の許容範囲が広がって痛みの軽減につながります。

 

トレーニング

膝蓋骨付近の関節等を支える筋肉を鍛えることで、腱に対する負担を減らし、痛みを軽減させることができます。

しかし、トレーニング中に痛みがある場合には無理をせず、痛みがない範囲で行うようにしましょう。

トレーニングだからと痛みを我慢して行ってしまうと、かえって回復を遅らせてしまったり、症状が良からぬ形で悪化してしまう可能性がありますので十分に気をつけましょう。

また、膝をテーピングなどで固定してあげることも安定感を増すことができ、痛み軽減には有効です。

図3

 

腱板断裂の手術

最悪の場合には手術を行う必要があります。その場合にはもちろん長期間の治療が必要となってしまうため、子供たちにとっては非常に長く感じる期間となってしまう可能性があります。

 

最後になりましたが、この記事がスポーツをがんばっている子どもさんや、それを支える保護者の方にとって少しでもお役に立てる情報となっていればうれしいです。

 

参考文献およびURL

1)Dr.KAKUKOスポーツクリニック

2)関節治療オンライン

3)ZAMST

 

図の引用

図1:Dr.KAKUKOスポーツクリニック

図2:関節治療オンライン

岡﨑 竜貴

この記事を書いた人: 岡﨑 竜貴

月間120本以上のパーソナルトレーニングを担当。長期的なプラン(1年)で健康的に20kg以上のダイエット成功を多数実現し、長期プランではリバウンドも実績もなし。 食生活アドバイザーの資格を持ち、健康的で痩せられる食事アドバイスを提供しつつ、顧客の7割以上がトレーニングを1年以上継続できる、安全で続けられるトレーニング指導を提供しています。 ▼資格 ・加圧トレーニングインストラクター ・食生活アドバイザー3級

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